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秩父夜祭 - 税理士法人水垣会計パートナーズ|東京都足立区・葛飾区の会計・税務事務所

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今月のコラム

秩父夜祭

カテゴリ: 今月のコラム 作成日:2021年12月10日(金)

 早や12月。毎日、ドタバタしているだけのように思いますが、時の経つのは早いものです。今年もそろそろ終わりに近づいています。

 さて、12月3日は秩父夜祭でした。小生、秩父生まれの秩父育ちですが、秩父を離れて半世紀になります。思えば遠くへ来たもんだ、と感慨深いものがあります。半世紀経っても、夜祭の頃になると気になるから不思議です。思い出しついでに、田舎に連絡してみました。「もうすぐ夜祭だね。」と私。「今年も夜祭は中止になった。」と兄。昨年は新型コロナウイルスの影響で中止になりましたが、よもや今年も中止だとは知りませんでした。

 緊急事態宣言が解除されて以降、徐々に日常が戻りつつあると喜んでいたので、てっきり地元ではお祭りムードで盛り上がっているものと勝手に思い込んでいました。周囲をぐるりと山々に囲まれた秩父盆地、都会のコロナ禍とは随分距離があると呑気に思っていました。しかし、夜祭ともなれば、都会からもたくさんの観光客がやって来ます。それは、コロナ感染リスクが押し寄せて来ることにもなりかねません。江戸時代から300年続く伝統行事が、2年連続でコロナに屈してしまったようで残念です。地元の人にとっては、1年1度の秩父夜祭を含めてが日常のはずです。       まだまだ、真の日常は戻ってはいないと改めて痛感しました。

 昨日のことすら満足に覚えていないことが多い私ですが、何故か半世紀以上も前のお祭りのことは覚えています。祭りが近づくと、町内の公民館では山車の組み立てが始まり、夜には屋台囃子の稽古が始まります。澄んだ冬の夜空に屋台囃子の太鼓の音が遠く風に乗って響いてきます。子供心にワクワクしました。各町内にはそれぞれ自慢の山車があり、子供たちは自分の町内の山車が1番格好良いと信じていました。祭りの夜、各町内から曳き出された山車が秩父神社へ集結します。その後、神社から更に御旅所のある近くの公園へ向かいます。山車が曳き廻される道路の両側には、ズラリと露店が並び人・人、人があふれます。

 夜祭最高のクライマックスは、御旅所のすぐ手前にある『だんご坂』という急坂を山車が一気に駆け登る時です。白足袋に揃いの半纏を着た曳き手の男たちが、山車と一体となって気合もろとも一気に駆け登ります。その時、いくつもの提灯で飾られた山車は勇壮な屋台囃子に包まれ、光の固まりとなって坂を登ります。記憶の中では、すごい急坂だと思っていた坂も、大人になって改めて昼間見るとそれほどでもないと思ったこともありました。無事、御旅所に山車が揃うと、打上げ花火が上がります。周囲を山に囲まれているので、漆黒の冬の夜空に打上げ花火が映えます。祭りの後は、ちょっぴり寂しくなります。

 これが、半世紀以上も前の、私の中にある秩父夜祭です。頭が呆けてしまう前に、体が動けなくなる前に、もう一度現代の秩父夜祭見物に行ってみたいものです。

 来年かなー。

 

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