新年
明けましておめでとうございます。
皆様は、どんなお正月を過ごされたでしょうか?
昨年来、終息の見えない新型コロナウイルスの影響で、今年のお正月はかつて経験したことのない異例づくめのお正月となった方も多いかと思います。そんな中で迎えた新年の共通の願いは、家族の健康と一日も早い新型コロナウイルスの終息ではないでしょうか?
昨年は、待望のオリンピック・イヤーで、日本中が大いに盛り上がる年になると、誰もが考えていました。期待に胸躍る、新年のスタートでした。ところが、全く思いもよらない新型コロナウイルスの世界的大流行によって、すべての歯車が大きく狂ってしまいました。東京オリンピックは今年に延期され、新型コロナウイルスに世界中が振り回されました。緊急事態宣言後も、第2波・第3波と津波のように波状的に感染拡大が続き、残念ながら感染拡大に歯止めがかかりません。一縷の明るい希望は、ワクチンの開発です。有効性や安全性に懸念がない訳ではありませんが、それでもワクチンに頼らざるを得ないのが今の状況です。
新型コロナウイルスは、私たちの日常生活を一変させ、企業のあり方や皆の働き方に多大な影響を及ぼしました。感染拡大以来、どこで何をするにもマスクは必須になり、『3密』という言葉を耳にしない日はありません。止まない雨がないように、コロナ終息の時まで、ジッと嵐の過ぎ去るのを待つという選択肢もありますが、それでアフター・コロナの時代を生き抜ける保証はありません。コロナによって、はからずも日本はデジタル後進国であることが露呈し、今後、国を挙げての対策が急務になります。そのため、デジタル化は急加速し、嵐が過ぎ去った後に到来する青空は、従前のアナログ時代の青空とは異次元の青空になっている可能性があるからです。
アフター・コロナの青空を見るためには、積極的に変革し、自分達のニューノーマルを目指していくしかありません。誰もが初めて経験する変革であり、教科書はありませんが、今年の干支の牛のように一歩づつ着実に前進して行きたいものです。それには、強い意志が必要です。ともすれば、「変えたくない、このままでも」という誘惑が働き、それが変革のブレーキとなり、結果、挫折してしまいかねません。
疾風に勁草を知ると言いますが、誰にとっても現状は苦しくピンチと言えますが、その一方では変革のチャンスでもあります。持ち前の機動力を発揮して、皆で力を合わせれば、きっとアフター・コロナの青空を存分に楽しむことができるでしょう。弊事務所は皆様のサポートに徹し、この困難を皆様と共に頑張り抜く所存です。
本年も宜しくお願い申し上げます。