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ニューノーマル - 水垣公認会計士・税理士事務所|東京都足立区・葛飾区の会計・税務事務所

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今月のコラム

ニューノーマル

カテゴリ: 今月のコラム 作成日:2020年11月24日(火)

 

 アメリカの大統領選挙は、稀にみる激戦の結果、民主党のバイデン氏が勝利しました。しかし、トランプ氏は自身の敗北を認めようとせず、今後は法廷闘争に一縷の望みを託すようです。往生際が悪いと思いますが、ハチャメチャぶりを遺憾なく発揮しています。社会の混乱と分断は更に深まりそうです。

 アメリカのことはさておき、先日、久しぶりに税務調査の立会がありました。新型コロナウイルス緊急事態宣言を受け、全ての税務調査がストップしていましたが、10月1日から再開すると、再開宣言が出されていました。再開宣言後もしばらくは音沙汰なしでしたが、今回、久々の税務調査になりました。

 税務調査にはいつも特有の緊張感がありますが、久しぶりに味わう緊張感で新鮮でした。国税庁は新型コロナウイルス感染対策に充分配慮して、税務調査を行うと宣言しているので、従前の調査と比べてどこがどう変わって、どこが変わらないかにも興味がありました。果たして、税務調査のニューノーマルとは?

 調査当日、いつものように少し早目に会社に着きました。玄関先で手指を消毒すると、応接室に案内されました。応接室のドアは開け放たれ、部屋の中には過年度書類の入ったダンボール箱がすでに積み上げられていました。窓は2ヶ所小さ目に開けてあり、テーブルの中央には透明なアクリル板が設置され、仕切られていました。どこかの面会室のような雰囲気でした。会社は万全の準備をして待っていましたが、定刻にマスク姿の調査官がやって来ました。早速、名刺交換。これは今まで通りで、非接触ではありません。応接室には税務署1つ、会社2つ、会計事務所2つ、計5つのマスクが揃いました。早くも過密です!

 一通り、会社の概況説明が済むと、早速、3期分の総勘定元帳を出して下さいと言われ、それから先は全く従来通りの調査の進行でした。調査官曰く、今までと違って今は調査の際にはきちんと検温して、問題がないことを確認してから調査に来ていますとのことですが、納税者にとっては税務署の調査時の感染対策が全く実感できない調査であったと思います。何だかんだと言っても、やっぱり調査は調査でコロナ前もコロナ後も全く同じだと思ったに違いありません。1日の調査時間の短縮、1時間おきに調査の手を止めての換気タイム、調査官用に消毒スプレーの持参等々、調査前の検温だけではなく、工夫の余地は他にもあるように思います。

 前例至上主義の根強い公務員の世界にあって、前例を変えるのは至難なことなのかもしれません。しかし、そんな事を言っていてはこれから先も自分達では何一つ変えることはできません。真に変える気があるのか、税務署の本気度が問われているように思います。

 感染対策に充分配慮していますと、言葉だけでお茶を濁すことだけはして欲しくありません。

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