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受任通知書 - 税理士法人水垣会計パートナーズ|東京都足立区・葛飾区の会計・税務事務所

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今月のコラム

受任通知書

カテゴリ: 今月のコラム 作成日:2020年09月23日(水)

 

 長く鬱陶しかった梅雨が明け、その後に続いた猛暑の夏も一段落し、やっと秋の訪れを感じられるようになりました。季節の変わり目で、夏の疲れが出る時期ですが、今年は夏の疲れにコロナ疲れも重なります。体調管理には充分注意したいものです。

 さて、安倍総理の突然の退任表明を受け、菅 義偉新総理が誕生しました。これまで安倍総理とコンビを組み、長い間安倍政権を支えてきた番頭さんだったので、順当と言えば順当です。誰が新総理になっても大変な時ですが、新設されたデジタル庁を含めて、これからどんなリーダーシップを発揮してくれるのか期待とともに注目していきたいと思います。

 また、安倍前総理にしてみれば、いくら持病を抱えていたとは言え、花道を飾れたかもしれなかった東京オリンピックを見届けられないまま退任するのは無念で、新型コロナウイルスさえなかっタラ、という思いが残るのかもしれません。それはともかく、総理在任7年8ヶ月お疲れ様でした。

 閑話休題。9月のある日、事務所で巣ごもりしている私の元へ、名も知らぬ弁護士から封書が届きました。開封すると『受任通知書』が入っていました。冒頭、この度、当職らは、下記債務者から清算の依頼を受けましたので、本書面をもってお知らせしますとあり、末尾には、債務者 株式会社xxxと顧問先の会社名が記されていました。顧問先の法的整理に関して、何の前触れもなく今回のように突然弁護士から通知があるケースは稀です。顧問になって2年足らずの会社でしたが、海外旅行専門の旅行代理店でした。決算書を見ても債務超過で、これまでも決して楽ではなく苦しい経営状態だったことが分かります。今回の新型コロナウイルス問題で会社は二進も三進も立ち行かなくなってしまいました。

 それもそのはずです。海外渡航が禁じられ、事業の根底が崩れてしまったからです。そのおかげで、売上は蒸発して消えてしまいました。元々体力のない中小企業にとって、企業努力で乗り切るにはあまりにも荷が重すぎました。まるで、新型コロナウイルスという土石流に、会社ごと飲み込まれてしまったかのようです。その会社にとってGO TO トラベルは何の役にも立ちませんでした。新型コロナウイルス発生の前から苦しい経営状態が続いていたので、ある意味こうなることは時間の問題だったのかもしれません。しかし、コロナが会社の息の根を止めるのを早めたことは間違いありません。残念ですが、コロナ禍による倒産第1号になりました。

 立場は全く違いますが、安倍前総理もその会社の経営者も、新型コロナウイルスさえ無けレバという思いは心の片隅にあることでしょう。しかし、タラやレバはいつも私たちに身近な存在で、まといついて離れません。良きにつけ、悪しきにつけ、タラやレバとのお付き合いはこれからも延々と続くことになりそうですが、とりあえずこのコロナ禍を乗り越えて行くことに集中したいと思います。無事、乗り越えられタラ…。

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